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火傷に鍼

鍼は様々な疾病に対応します。

一般的にはイメージしづらいかもしれませんが、火傷(やけど)にだって、施すことができるのです。

もちろんただ施せることを言いたいのではなく、その方が早く治ることに意味があるわけです。

今日学校で足の裏を火傷したということで、うちの長男が帰宅後すぐに【伝統鍼灸かみなり】にやってきました。

体育の時間に騎馬戦の上になって過ごしていて、終わった後、靴の場所まで裸足で戻るときに火傷したようです。
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部位は両足の裏、左の方が右より範囲が広く、裏内庭というツボのあたり。

実はどこが火傷するのかも意味があります。
より熱の反応が顕著なところが火傷をしやすいのです。

左の裏内庭が火傷したということは、左の胃経に熱の反応が顕著だということです。

ここがよく接地していたと考えることもできるでしょう。でもそれは、接地するほど、そこが盛り上がる状態だったということで、そこに負荷がかかっていた裏付けになるのです。

足をつくのが痛かった状態が、内庭(胃経)への刺鍼、厲兌(胃経)への刺絡をすることでつけるようになり、熱感も減少、肝の熱もあったので、太敦(肝経)への刺絡したところ、違和感もかなりなくなりました。

火傷=冷やす、は決定事項ではありません。
あっためることでよくなることもあります。

今回熱の反応が顕著だったので熱を除くことをしました。それは冷やすことではなく、鍼によって熱を除く。

身体の反応に従うのが一番。
まぁ火傷で当院を訪れる人はいないかもしれませんが、あらゆるものに対応できることの一例として、ちょうど出たのであげました。


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by shinkyu--kaminari | 2016-05-18 20:30 | いわゆる… | Comments(0)