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正気を助ける

風邪の治療というのは、鍼灸東洋医学の得意分野であえうはずなのに、学校の教科書では、38℃だか39℃だか忘れましたが、「禁忌」、つまり施術してはいけないことになっています。

何をもとに設定しているのかよくわかりませんが、高熱だから匙を投げるなんていうことは医療人のやることではないですよね。

逆に熱がそんなに高くない場合は、治療として簡単なのかと言ったら、そんなわえかりません。

そもそも熱が低いときはこんな感じに治療しなさい、なんていうものはありません。

鼻水が出て、喉に痛いというほどじゃなく違和感があり、からだ、特に下半身がだるい、足に冷え感も感じる、という方。

風邪は引いているけど、病邪としてそんなに強くない。

肺気不宣はあるけど、咳を出す感じではない。
上焦の水のさばきが悪い感じ。

これは腎の弱りが関与していそうです。
腎の陽気を高めれば、肺気も温められ、上焦も上手くめぐるようになる。

腎の陽気を高めるために「太谿」という足のツボに一本。

下半身が温もってだるさが和らぎ、頭がクリアになったようです。

風邪にこそ鍼灸です。


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by shinkyu--kaminari | 2017-09-16 19:30 | 東洋医学 | Comments(0)