2014年 06月 19日
論より証拠
問診が終わったら、じゃあ鍼というわけではありません。
そんな単純にはいかないのです。
たとえば胃痛。
かなりストレスのかかったある特定の日から発症して、それ以降精神的にプレッシャーのきついときには症状が出て、休みの日には症状がない場合、原因はストレスだと言えるように思えます。
その可能性は高いのですが、もしかしたらストレスで過食をしているかもしれない。
食べ過ぎによって起こっている胃痛の可能性もあり、本人もそれを認めている場合は、何により判断するか。
それは体表にあらわれます。
どちらがメインであるかからだの反応を診るとわかるのです。
お腹や、背中、手足のツボ、脈などを診ることによって判断できます。
また、問診では原因があまりわからないこともあります。
とくにいつもと変わらず過ごしていたのに痛みだしたとか、常に痛みは変わらないとか。
逆に、思い込みで、これが原因なんですと決めつけてる方もいらっしゃいます。
問診情報が全て正しいとは限りません。
ですが、からだはウソをつかない。
問診では曖昧な方であっても、からだを診て判断する。
その認識を間違わなければ正確な治療が可能となります。
そしてそのからだの道標となる鍼を一本。
そんな施術をしています。
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