2014年 06月 26日
病は気から
「病気」の語源である「百病生於氣」(百病は氣より生ずる)というこの語は、
我々東洋医学を行っているものにはバイブルとも言える、「黄帝内経素問」という二千年以上前に書かれた本に記載されています。
語源を見ればわかると思いますが、たんに「気持ちから病気は起こるんだよ」という感じではありませんね。
もちろん、そういったことも含んでいるのですが、「気」に問題が起こると病になるということを言っているのです。
となると次に疑問が出てきますね。
「気」ってなに?
簡単にいうと、「身体の内外を流れる、目に見えないエネルギーみたいなもの」
その「気」が不足したり、滞ったり、
本来進むべきベクトル方向に行かなかったり(下に向かって行かなければならないものが上に行ってしまったり)すると病が起こるということなのです。
その原因となるものに、「気持ち」、つまり感情の過不足があったり、
睡眠や飲食の問題があったり、
気候の影響があったりするわけです。
いやーな気持ちになると、胸のあたりがもやもやとしてきませんか?
問題が解決するとスカッとしたり。
何となく伝わりますかね?
そして
その「気」の問題を解決するために鍼をするわけです。
道標や杖となるように。
紀元前にはすでに編纂され、二千年もの流れの中、今なお、英知の泉たる深淵なる東洋医学について、
今後、さらに細かいことについても、生活にそくしたわかりやすい言葉で話していこうと思いますので、わからないことがあったら、お気軽に聞いて下さい。
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