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汗をうまくかく〜その参〜

そろそろこのネタは終わりにしようと思いますので、あと少しお付き合い下さい。

前回、熱をためる行為、それをさばくことについて書かせていただきました。

そして汗をかくことで悪化する人もいると書いての
今回なわけですが、
もちろんおられるわけです。そのような方。

当然といえば当然です。
全ての人が同じわけがありません。

汗をうまくかくことが大切、とは言いましたが
気をつけなければならないのは、
そのことが不必要な場合と必要な場合があるということです。


汗をかくことで、

身体がスッキリして楽になり、
余分なもの(邪気)が排出できる、
内外の調和がうまくとれる人もいれば、

息切れしてしんどくなり
エネルギー(正気)がもれてしまうような人もいるわけです。

このように、汗をかくことによって逆にエネルギーがもれてしまうような人は
身体をフォローアップすることを優先します。
身体の状態からみると、汗をかいて熱を取り除くことが、優先すべきことのメインではないわけです。
こう言う状態の人にとって、この状態で汗をかく、ということはしない方がいい行為になります。

しかし、「汗をかくことで症状が悪化するという状況」という、一見、避けるべき状況であっても、
その人の身体がより治るためには必要なときもあります。

アトピーの方の場合、汗をかきにくいことが多いです。
汗を少しかくような行為をすると痒くなる。
痒くなるということは悪化の一因ととらえて汗をかくこと自体を避けがちですが、
汗をかくと皮膚の表層が暑くなり痒くなる、これは熱が皮膚表面に浮いてきた状態だと思ってください。
そこでやめないで、浮いた熱をしっかり出せると痒みがおさまってきて皮膚に潤いが出てきます。
そして症状も落ち着くわけです。


ある行為がなされて、その後どうなるかというのはとても重要なところです。

例えば「寝汗」という現象。
東洋医学では「盗汗」と書きますが、これそのものをよくないという人もいるようです。
しかし、
お酒を飲み過ぎた日にぐっしょりと寝汗をかいたりしませんか?
また、
眠っている子どもが枕をびっしょりと濡らすほど汗かいていたり。

よくない状態を現す寝汗もありますが、
生理現象の範囲の場合もあるわけです。

目安となるのは、その結果どうなったか?

こういう状態の人が
こういう状況に
こういうことを為すと
こういう現象が
こういう理由でおこる。

なぜそうなるのかというところまでの理論だけでなく、できうるかぎりの体表観察、弁証から方向性を組み立て、実際の結果をみてその経緯をきちんと理解できないと、
症状に振り回され治療にはなりません。

そういうことまでをふまえて

「汗をかけるといいですね。」
「この後汗がかけたら治りますよ。」

と僕は言っているんです。


「汗をうまくかく」に関してはひとまずこの辺で終わり。

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ありがとうございます!
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by shinkyu--kaminari | 2014-08-02 14:40 | 東洋医学 | Comments(0)