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骨折り損のくたびれ儲け

前回、僕は阿波おどりをするにあたって、痛くならない身体の使い方をしていると書きました。

これに対して疑問を感じると思うのです。
どういう使い方が痛くならないのか。

まぁ突っ立って踊れば負担ではないですよね。
でももちろんそうではありません。
腕はあげ、腰は低く落として踵をつけずに足をつく。

他のことでもよく言われることですが、阿波おどりにも柔軟性は大事です。
骨盤まわり、股関節まわりが硬いために、体勢を低くするのに頑張らなければならない状態というのはよくありません。

では、痛くならない身体にするにはストレッチが必要なのか、というと
必須ではありません。
柔らかい身体にすればいいのであって、
なにもストレッチで無理矢理柔らかくしなくてもよいのです。

柔らかい人は特にストレッチしていなくても柔らかいですよね。
逆に硬い人はストレッチをしても硬い。
ストレッチ不足で硬いということは正しくはありません。
日頃からかためる使い方をしているから硬いのです。

かためる使い方というのは、余計な力が入っている状態です。
通常1〜10までの段階で力を使うことが可能だとしたら、常に5の状態でいる人は、常に1である人に比べて余計な力を使っていると言えますよね。
そのため疲労もしやすい。使わなくてもいい力を使い続けたあげく、疲れなくてもすんだはずなのに疲れ、痛めなくてもよいはずのところを痛めることにもなったり。
骨折り損のくたびれ儲けとはこのことです。

使うべきときに最適な力を使えればいいわけです。
オンとオフの切り替え、加減がうまく使えるというのが理想なんですが、
そうできていない人は非常に多いです。

身体の使い方って教わりませんからね。
学校や家で姿勢を正せと言われ、どのようにするのがいいかと教わったとしても、大抵は、外見の指導であって、身体の内側の意識への言及までは至っていません。
外見上背筋が伸びていればよしとなってしまう。
当然、かためますよね。

これで骨折り損のくたびれ儲けな身体がひとつできる。

では、ただただ、かためない使い方をしていればよいかというと、そう単純でもない。
そこには連動性が必要になります。
硬くても痛めない人はいるし、柔らかくても痛める人はいるのです。

そのあたりは次回にでも。



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by shinkyu--kaminari | 2014-08-05 13:30 | 徒然に | Comments(0)