2014年 08月 19日
元気ですかー!
その中の「気」について説明します。
以前も「気」については触れましたが、今回は「気」の種類について。
おおまかにいうと4つに分けられます。
「元気」「宗気」「営気」「衛気」の4つです。
他にも臓腑の気、経絡の気とありますが、それぞれの臓腑に属するものなのでここでは割愛します。
その中から「元気」について
「元気」は原気や真気とも言われ、生命活動の基本となる気です。
臍の下あたりにある「腎」から全身にくまなくいきわたります。
先天の精が変化したもので、生まれてからは後天の精によって補充されます。
「精」が出てきたので少し説明しますと、先天の精とは親から子に受け継がれるもので、「腎」に貯蔵されています。
ですから、先天の精が少ないと、発育不良となったり、「腎」の閉じ込めておく力が弱いため、おねしょをしたりすることにもなります。
また、後天の精とは後から作り出すもの、つまり飲食物の栄養分である水穀の精微が変化したもので「腎」に補充されていきます。
ですから、先天の精が仮に少なかったとしても、後から補えるものですし、親からもらった身体をよくも悪くもできるわけです。
「元気」という言葉はよく使われていますが、今日常で使われている「元気」はもともと「減気」と書き、病気の勢いが衰えて快方に向かうことをあらわしていたようです。
そこから「験気」と書き、治療などの効果があらわれて気分がよくなることの意味となり、活動の源となる力や活力のある様子を意味するようになって「元気」という漢字になったようです。
ですから、そこには中国から伝わっていたもとの「元気」が影響を与えているわけですね。
「元気があれば 何でもできる」
いい言葉だと思います。
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by shinkyu--kaminari
| 2014-08-19 23:34
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