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伝説の名医

古代中国の伝説的な名医に「扁鵲(へんじゃく)」という人がいます。
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この鳥のような人のような、人と表していいのか迷うような存在です。

教科書にも出てきましたね、
「司馬遷」が書いた『史記』にも登場します。

なんでも若いときに隠者と知り合い、
10年した後に医術の秘法書と秘薬を授かり、
秘薬を飲んだ後に塀の向こう側の人が透視できるようになり、
病人を診ると一目で内臓の病変がわかるようになったのだとか。

まあ、いわゆる伝説です。

『史記』によると、
紀元前五世紀の前後数百年を生き続けた人になっていますが、
何代にもわたり中国の大地を遍歴し、
医療活動を行った医師団のことではないかと考えられています。
それらの業績を
理想的医師像として現したものが「扁鵲」だと。

その中で
そんな伝説の名医、扁鵲でも治せないものとして六つあげています。

①驕り高ぶって道理をわきまえない人
②身体を粗末にして財産を重んじる人
③衣食の節度の保てない人
④陰陽ともに病み、内臓の気が乱れきった人
⑤痩せ衰えて薬が服用できない人
⑥巫を信じて医を信じない人

注目すべきは
やはり名医であっても、患者さんの病だけをひたすら診て、どんな病でも治してしまうわけではなく、
治せない患者さんの心構えに言及しているところですね。

当たり前のことですが、どんな人、どんな状態でも治せるわけではありません。

『史記』の中でも
扁鵲が斉の国に行ったとき、王様を一見して病気があることをさとり、治療の必要があることを訴えたところ、
診療費欲しさに嘘を言っていると思われてしまう場面があります。
王は治療を拒み、逆に腹を立てたりするわけですが、
のちに王の病気が表に露見したときは時、既に遅く、死んでしまうことになります。

扁鵲のプレゼンテーション能力不足の可能性も考えられないこともないですが、王様ですから大きな心で接するべきでしょうね。

僕はまだまだ名医ではないですから、
患者さんの心構えや④や⑤のように死に行く病だけでなく、
自分自身が原因のことにも気をつけなければならないと思っています。

いろいろと自分を高めていくしかありません。




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by shinkyu--kaminari | 2014-08-30 19:00 | 東洋医学 | Comments(0)