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続・乗り物酔い〜解決策〜

「乗り物酔い」についてはいったん終わりのつもりだったのですが、重要なことを忘れていました!

「じゃあどうすればいいの?」

というところに全く触れていませんでした(笑)

一番知りたいところですよね。
まあメカニズムを説明したから少し想像できる部分もあると思うのですが念のため。

ようは日頃から胸まわりに気の滞りがなく、左右上下の気のアンバランスをつくらないようにすればいいわけです。心身ともに解放されている状態が理想ですね。
やはり自分の言いたいことを言えないような内気な子の方が酔いやすいです。
そういう子には自分の考え、意見を言えるような環境を、家庭でつくってあげるのもいいのではないかと思います。

友達と楽しく話しながら過ごせていると酔わない子は多いですよね。
また、旅行や合宿だと、行きの方が帰りより酔う子は多いです。
楽しみに感じていても、これから起こることへの不安感が影響しているわけです。
歌をバスの中で歌ったりというのは今でもあるのでしょうかね?
酔わないためのひとつの対策ですよね。声を出すことで気を巡らせることになります。
また途中で降りて外の空気を思い切り吸うというのも、「肺の臓」の働きをよくすることから効果がありますよね。

食べ物の偏食がある子も「乗り物酔い」しやすいです。その背景には「心神」の問題と「胃の腑」の問題を抱えているので、胸まわりに気の停滞を生じやすい。
では、普段無理してでも食べさせた方がいいかというと、そうしない方がいいと思っています。好きなものだけ食べるというわけではないですよ。
その都度チャレンジすべきだと思います。心身の発達とともに味覚も変わりますから。
無理強いすることになると気の停滞を余計に強くします。

朝食べられない子、大人でもそうですけど、人それぞれ違いますからね。
朝起きてすぐ食べられる子は、早起きが平気ですよね。朝起きて気が巡るのが早いということですから。そうでない子もいます。
その場合、本来であれば遅く食事をすればいいわけですが、学校があるとそうもいきません。

ならばどうするか?
早く寝て早く起きるようにすればいいわけです。
そして朝少し身体を動かす。そうすれば巡りのよい身体になります。
でも無理に食べるさせることは無いですよ。
食卓の雰囲気が悪くて、子どもの頃食事の時間が嫌だったという話も患者さんから聞きます。いろいろな要因が絡むので、なぜそうなのかをしっかり考えたいですね。

また、酔い止めのツボとして「内関」が有名です。
前腕部の手のひら側、手首との境から指三本分肘側にいったところにあります。
このツボは胸にある気の滞りを散らす効果や、「心の臓」や「肝の臓」の熱を冷ます効果、「心神」を落ち着かせる効果、気を引き下げる効果などがあります。
それはそのときのその人の状態によって違うから、誰にでも施せば同じ効果があるわけではありません。適応ではないのに施せば悪化することにもなります。

また、それは鍼による効果であり、ギュギュッと押して同じ効果があるわけではありません。ですから市販されている「内関」を刺激するバンドなどは、正直そこまで効果があるわけではありません。
しかし、安心感にはなると思います。これをしているから、ここを押せばという。

以上にあげたことも効果ない方や、乗り物に乗るだけで気分悪い方、普段頭を下に向けただけで吐き気を催すような方は【伝統鍼灸かみなり】に治療にきてください。その方がはやいです。
おそらく他にも症状を抱えてるでしょうから、まとめて面倒みさせていただきます。

それでは今度こそ「乗り物酔い」についてはひとまず終わりにします。


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ありがとうございます!
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by shinkyu--kaminari | 2014-09-04 20:30 | いわゆる… | Comments(0)