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葛根湯医者

風邪にはこのツボ!
というのがないように、風邪を引いたらこの薬というものもありません。

「葛根湯を飲んだけど、効きませんでした。」

というのは、葛根湯が悪いのではなく、葛根湯を飲んで効く状態ではなかったわけです。

そのもととなっているのは中国から伝わった西暦200年頃に「張仲景」という人によって書かれた『傷寒雑病論』に由来します。

実はこの中に葛根湯について書かれた箇所は少なく

「太陽病、項背強几几、無汗、悪風、葛根湯主之。」
「太陽與陽明合病者、必自下痢、葛根湯主之。」
「太陽病、無汗、而小便反少、気上衝胸、口噤不得語、欲作剛痓、葛根湯主之。」

この三つですね。

太陽病というのは、病の伝播の上ではじめの状態を表します。
太陽→陽明→少陽→太陰→厥陰→少陰というように進行していくので、風邪の初期に葛根湯というわけです。

でも、はじめに書いてある文からわかると思うのですが、項、背中が強ばり、無汗、汗が出ていない状態なわけです。そして、悪風、悪寒という程ではないけど、風を嫌がるような状態。

このようなときに葛根湯がいいですよ。と書いております。
その前には「太陽病」とはこういう状態ですよという説明もあります。

太陽病の他の代表的な方剤として、桂枝湯と麻黄湯があります。
この二つは太陽病という病の初期の方剤としては、両極にあるものです。

桂枝湯は衛気という体表のバリアーが弱っている状態で、汗が出てしまう状態。
麻黄湯はバリアーが緊張している状態で、汗が出ない状態。

それに対し、葛根湯は汗が出ないという状態で、麻黄湯に近いのですが、構成成分が桂枝湯(桂枝、芍薬、甘草、生姜、大棗)に麻黄と葛根を足したものであるため、分量の調整によっては桂枝湯に近くもなるわけです。

ということは、、、

次回に続きます。



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by shinkyu--kaminari | 2014-10-01 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)