病を浮かせる

治療において大事なことがあります。

病を治すことをするわけですが、では治るというのはどういうことなのか。

いろいろな定義がありますが、ひとつには病が浮いてくることです。
病というのは進行すればするほど、
長びけば長びくほど、深く沈んでいきます。

咳であれば喉の上の方でしていたものが、奥の方でするようになる。
痛みであれば、表面に近いところにあったものが深いところにおいて痛むようになる。

そのような痛む部位の変化や、症状の変化という指標では簡単に計れないような漠然とした病であっても、
やはり同じように沈むのです。

それは身体を診ることでわかります。
ツボの反応が沈んでくるのです。厚み、奥行き、幅が増えるのです。

ですから、治療して良くなると、沈んでいたものが浮いてきます。
それはツボの反応も病もです。

そのため、なかった症状、隠れていた症状が出ることもあります。

それが治るということです。

患者さんの自覚症状は大事ですが、それを指標にしていると、正しい治療ができなくなります。

ちょっと不親切に感じるかもしれませんが、最高に親切な治療をしています。



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by shinkyu--kaminari | 2014-10-17 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)