2014年 10月 24日
痰について
問診票にも記載する欄があります。
痰があるか、ないか、切れやすいか否か、緊張でからむか否か、色、性状。
意味があるわけです。
東洋医学的には「痰飲」とまとめてよんだりもしますが、別々に論じることもあります。
まあ細かいことは置いておいて。
身体の中で発生した余分な水分、滞りによって生じたものです。
だから、もちろん口から出たものは痰ですが、出ないで身体に滞っているものもあるわけです。
色々なところに入り込み、入り込めないところはないと言われます。
そして様々な病につながります。
これをきっかけに死に至る病になることもあります。
「痰飲」に大きく関わる臓腑は「生痰の器」と呼ばれる「脾の臓」、「貯痰の器」と呼ばれる「肺の臓」ですね。水の運行に関わるので、「腎の臓」「三焦の腑」とも関わります。
スムーズに通す働きをする「肝の臓」が病んでいても形成されますね。
でも、これら全てに対処するわけではありません。
それぞれがどのように絡んでいるかを分析し、主要なものにアプローチする。
言うのは簡単ですがね。そんな簡単ではありません。
だから今日も明日も研鑽あるのみです。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2014-10-24 20:30
| 東洋医学
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