2014年 11月 07日
鍼灸師の資格を持つトレーナー
本日は味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた、
「チームドクター&トレーナーミーティング」
というものに参加してきました。
前回書いたように、資格更新のための義務研修です。
ここでいうトレーナーというものは、日本体育協会公認のアスレチックトレーナー(AT)のことです。
よくトレーニングジムでトレーナーと称している方がいますし、一般の方には違いがわかりづらいと思います。トレーニングを教える人ということではありません。
それも行いますが、傷害、障害の評価、そうならないための予防、リハビリというものを行います。
日本においては、柔道整復師や鍼灸師、あんまマッサージ指圧師、理学療法士がATの資格を持っていることが多いため、治療をするイメージが強いかもしれません。実際マッサージをすることが当たり前になっている競技もありますからね。
しかし、このトレーナーの世界というのは、東洋医学の考えを持って取り組んでいる人はまずいません。
鍼灸師は多いんですけどね。
今回もグループディスカッションでインフルエンザの話になったときに、それを含めた内科疾患こそ鍼ということを主張したのですが、風邪はわかりますけど、伝染性のあるものは、、、
というスタンスなんですよね。
まあそういう空気はわかっていたことなのですけどね。
鍼灸師の方が言うのです。
鍼で治すことより、変更になった薬事法において、どうしたらタミフルやリレンザを手に入れられるかを考える人もいるわけです。
インフルエンザを鍼で治せる鍼灸師の資格を持つトレーナーが増えれば変わるとは思いますが、
その人達がそう望んでいるわけではないですからね。
僕は運動器疾患だけでなく、様々な病に対応できるのが鍼灸東洋医学の素晴らしさだと思いましたが、他の人はそうは思ってないわけです。
じゃあみんなが治療できるように教育できるかというと難しいです。
インフルエンザにはこのツボというわけではないですからね。
だからといって何もしないのは、もったいない。
僕にできることは何か。
まずはいっぱい治しますかね。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2014-11-07 23:30
| 徒然に
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