2014年 12月 16日
急患!〜其の弐〜
昨日の続きいきます。
転んで肩か腕をついた結果、骨が折れていることがわかりました。
酔っ払っているため、どちらかはわかりません。
そこで患者さんとしては、これからどうなっていくか、どうすればいいのかということが知りたいことだと思います。またちゃんと治るのか。
そして知るだけでなく、安心したいものだと思います。
我々専門家にはよくありがちですが、知っていることを前提で話してしまうことがあります。このブログもそんなところがあるかもしれません。
お医者さんに骨折と言われたその方、の奥さんがこっちにきました。
「三角巾だけで、湿布もくれないし、肩がもうパンパンに腫れてるんだけど、大丈夫ですかね?」
骨折したら、大掛かりな処置というのがイメージとしてあるのでしょうね。
そして必ず湿布はつきものという。
治すという目的は同じでも、過程において歩み方が違うことがあります。
ですから、その先生の処置が悪いとは言いません。
しかし、その患者さんは不安に思ったわけですね。
なぜか?
お医者さんにはこう言われたようです。
「それで大丈夫だから。特にやることはないから。3日ぐらいたてば腕を振ったりリハビリできるから。」
まあ又聞きなので正確にそう言ったかはわかりませんが、そう言われたと思っていることが重要ですね。
なぜそれで大丈夫か、なぜやることがないのか、リハビリはどこでやるのか。
説明がなされず、不安を抱えたまま帰ってきたようですね。
細かく説明させていただきました。
お医者さんにとっては日常のありきたりの骨折かもしれませんが、その方にとってはそれにより生活が変わる一大事です。
治すためですが、そのためには安心してもらうことというのはとても重要なことだと改めて実感しました。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2014-12-16 20:30
| いわゆる…
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