2015年 04月 09日
ツボのとり方
以前どこかで書いたと思うのですが、ツボは移動するということを。
書いてなかったら、改めて言います。
ツボは教科書的な決まった位置と必ずしも一致するわけではなく、微妙にずれることもあれば、ひろがりを持ちます。
幅も奥行きも。
ですからそれがうまく認識できないと、効果的な鍼をすることはできません。
また、膝や肘にあるツボなどは、伸ばしてとった方がいいもの、曲げてとった方がいいものとあり、実際動かしながら同じツボを探ると、ツボが違う状態になることがわかります。
鍼灸東洋医学のバイブルである『黄帝内経霊枢』の「本輸篇」というところに、それに関する記載があります。
しかし、もちろん全てのツボに対して記載があるわけではありません。
大事なことは昔の人もそのような意識で身体を診ていたということです。
どれだけツボに対する理解を深められるか。
表面の状態と奥の状態が一致するところは、どの方向、どの態勢か。
そうして一つのツボに対して鍼をします。
とてもマニアックです。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2015-04-09 20:30
| 鍼の修行
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