2015年 05月 01日
歯を食いしばる
【意味】苦痛や無念さなどを懸命にこらえる。(大辞林より)
慣用句としても使われるこの言葉。
今回言いたいのは、慣用句ではなく、実際に食いしばってしまう人。
結構多いんですよ、こういう人。
自分では無意識にしているので、自覚のない人もいますが、
気づいてもうまく力を抜くことができない。
そういう人には、治療後、普段力を抜いて下さいとか、普段歯が当たっていなくていいんですよ、とか言ったりしますが、そのときだけになってしまうことも。
先日の鍼の勉強会で後藤りゅう先生が、舌の出し方にもおかしな力の入れ方をしている人がいて、その動きを変えたら股関節の痛みがとれた、ということを話していましたが、僕としてももっと探求していくべきところだと思っています。
『黄帝内経素問』陰陽応象大論篇に「心は竅にありては舌となす」
とあるように、東洋医学的に心と舌との関連は深いです。
動きとともに、心神の問題をしっかりと捉えることが必要なのでしょう。
いろいろと奥が深そうな問題です。


ありがとうございます!

by shinkyu--kaminari
| 2015-05-01 20:30
| いわゆる…
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