2016年 01月 20日
気になる反応
緻密な問診から状況を把握し、体表観察により身体の情報を正確に感じとる。
目指すべきことではありますが、必ずしもすんなりいくものではありません。
問診から得られる情報が曖昧な場合もあれば、体表観察においてどっちがメインか決めかねるときもあります。
先日初診の患者さん。
テニスを週2回やっているが、今回は2日続けてやってしまい、やった後風呂に入って食事をしているときに頚が痛み出し、上を向くのがつるいという本人の弁。
他にいつもと変わったことはしていなく、こういう痛みははじめてとのこと。
既往歴も特記すべきことはありません。
体表観察をしていると、腹診において右の季肋部に「気になる反応」が。
この「期門」というツボに一本。
すると、
「そういえば、ここを2日前に思い切りぶつけました!」
あるんですよね、、、
本人悪気はなく、本当にただ忘れているだけ。
「ぶつけたりしてないですか?」
って聞いたら答えたかもしれませんが、すんなりいかないこともあります。
そんなときは直観というものが大事でしょうね。
単なる勘ではありませんよ。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2016-01-20 23:45
| 初診
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