流水は腐らず

秦の始皇帝の宰相「呂不韋」およびその賓客たちによって編集された『呂氏春秋』に書かれてあることば。

「流水不腐、戸枢不螻、動也。形気亦然。形不動則精不流、精不流則気鬱。・・・」

（訳）

「流れる水は腐らず、開き戸の枢に虫がつかないのは、動いているからである。人の肉体や精気も同様で、肉体が活動しなければ精気も流行せず、精気が流行しなければ、気も鬱結する。・・・」

動くことは大事なんです。

現代人は動かなさ過ぎです。

そして頭を、目を使い過ぎです。

10年、20年前より、それはさらに顕著になっていると思います。

いろいろなものが動かずにできる時代になりました。

その代わりに使っているものは目と手先です。

精神健やかに、いろいろなところが満遍なく使えていれば、身体もきれいに循環し、滞ることがありません。

川もどこかで堰きとめる状態になって、流れが遮られれば、水が濁り、ぬめぬめとしてきますよね。

身体がそうなっていても、そのことに気づかない人もいます。

それは動くことで気づきやすくなるものです。

動くことで、動いていないところがわかるからです。

激しい運動をする必要はありません。

まずは歩きましょう！

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