2016年 07月 28日
いき急ぐ
患者さんの身体に触れることで気づくことというのはたくさんあります。
その患者さん固有の情報はもちろんですが、
「こういう使い方をしているんだ?」
と新たな発見をすることもよくあります。
身体を使っている感覚というのは人それぞれ違うのですが、大まかな理想の身体の使い方というものを僕は追究しています。
それにきっちりと当てはめるわけではなく、その人にとって楽に快適でいられるような使い方に落とし込んでいく作業が必要で、なかなか簡単にはいかないことも多いです。
最近、呼吸をしている姿を見ていて、せっかちに息をする人がいることに気づき、注意深く観察すると、結構な人が程度の差はあれ、息を急いでいる感じです。
呼吸における外界の気が身体の隅々にまで行き渡っていない感じ。
もっと身体の奥深くにまで届かせたほうが、身体が悦ぶと思うのは僕だけでしょうか。
息を急ぐというのは、生き急ぐことになるのではないでしょうか。
ゆったりと身体の隅々にまで行き渡る呼吸をすると、もっと身体がゆったりのびのびとできると思います。
いき急がずに過ごしてください。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2016-07-28 20:30
| 備忘録
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