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インテグラルトレーニング

僕がもともとこの鍼灸の世界に入ったのは、スポーツトレーナーになりたかったからです。

いつの間にかそれよりも、治療をするということがメインに、鍼はきっかけ作りだったのが、鍼がメインになっていますが、まぁ人生そんなものです。

「アスレチックトレーナー」という日本体育協会公認の資格は持っているんですけどね。あまり振りかざして使うこともありません。

ふだんもっぱら勉強していることも東洋医学に関することがほとんど。

でも先日長男の中学でのサッカーを考えて、行くかもしれないチームの監督とメールのやりとりをしました。

その中で出てきた言葉が題名の「インテグラルトレーニング」

まるで聞いたことがない言葉でした。

調べると、サッカーのコーチングで言われる言葉でした。
サッカーのコーチのライセンスも持っているんですけどね(^^;;

インテグラルトレーニングとは、トレーニングするにあたって、「ゲームで起こった状況」だけでなく、「その前の状況」「その後の状況」を重ね合わせてデザインされたトレーニングということです。

ただパスの練習だけをやるということはしないということです。
状況を想定して行う。

選手も頭を使うだろうけど、コーチはもっと使うでしょう。

そして自分、相手、味方、というものなしにゲームは成り立たないから、もちろんそれを考えなしにやることもありません。

よく言う練習のための練習をしないということ。

これに対して思うのは、やってる人は例えば2人でのパス交換の練習でも常にいろいろな状況を想定してやっているということ。

鍼でもそうです。
自分の足に刺すにも、表面を覆っている衛気を意識して、刺したことによる変化も想定して刺す。

ただ刺すだけじゃダメです。
練習からそういう意識でやる。

だから、自然と考えるように仕向ける練習でも、そうしないでなんとなくやる子もいると思います。そこをそうさせない指導者の力量、意識づけというのは大切になるでしょう。

できる人は自分でやる。
できない人のためにこそ指導者というのは大事になると思います。


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by shinkyu--kaminari | 2016-10-29 19:30 | トレーナー | Comments(0)