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腰痛点というツボ

ツボというと、通常は経絡というルート上にあります。

腕を真っ直ぐ上にあげたら、縦に向かって流れるルート。
地図上にある経線というのと同じ縦のルート。
それを横に繋ぐのが絡脈というものだったり、奇経という特殊なルートだったりしたします。

その他に例外として「経外奇穴」というルートに属さないツボがあります。

後世、ルートにないけど、特殊な効果があるものとして認知されたものです。

その中のひとつに「腰痛点」または「腰腿点」と呼ばれるツボがあります。

一般の人にはあまり知られていないけど、鍼灸有資格者にはわりと知られたツボ。
学生のとき、「へ〜、こんなところに鍼して腰痛に効くんだ??」と思って試みたことがあります。結構響かせて。
今じゃそんな乱暴な手技しないですけどね(^^;;

ツボの場所は、手の甲の示指と中指の延長上にある骨が重なるところの手前の三角地帯と、同様に薬指と小指の間。

それで結構効くこともありましたし、効かないこともありました。

今の考え方で治療をするようになってから、ギックリ腰でここを使うことはほとんどなかったのですが、昨日しっかり反応が出ていたので使いました。薬指と小指の間の方。

腰の反応が手に出ることの意味。
もちろん反応が足に出る場合もあります。

そして手の中でも腰痛点に出る意味。
少陽三焦経と太陽小腸経の間に出る意味。

「落沈」という寝違えを表すことばが名前になっているツボも近くにあります。
頸など上部の問題がもともと先にあったことも「腰痛点」に反応が出ることと関係があるのではないか。

いろいろ想像は膨らみます。

ただギックリ腰になったから「腰痛点」というのとは深みが違う。
しっかり効きましたよ。


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by shinkyu--kaminari | 2016-11-19 19:30 | いわゆる… | Comments(0)