2017年 01月 10日
不正請求
柔道整復師による不正請求を改善するための対策に関する記事が産経新聞に掲載されていました。Yahoo!ニュースにも載っていたので見た方もいると思います。
柔道整復師というのは、接骨院や整骨院の先生です。
そこでは骨折や脱臼、捻挫などに対する治療において、保険証を使って施術を受けることができ、もちろん保険請求ができることになっています。
しかし、肩こりや腰痛など保険請求できないものに対しても施術を行なっているので、これを改善して膨張する医療費を減らそうというものです。
当たり前のことだと思います。
でもですね、病院だって何から何まで保険請求できるわけではないんですよ、本来。
肩こりを「頸肩腕症候群」という立派な名前を付けて保険請求するわけです。
柔道整復師ばかり槍玉にあげるのもどうかという気はします。
もちろんいけないことなんですよ、不正請求は。
僕ら鍼灸師はほとんどの人が自費診療で対応していますからね。
医師の診断書をもとに保険治療している鍼灸師もいますが、それはごく一部です。
最近診断書を書かない医師も多いようで。
じゃあ鍼灸も保険適用された方がいいか?というと、僕はそう思いません。
様々な鍼灸師がいるので、無駄に医療費が膨れ上がるだけです。
それよりも病院における保険の割合を改善すべきかと思います。
患者が負担する割合が低いことから安易に病院に通う。
これが医療費の増加につながっていますし、それは小児や老人において顕著です。
病院、すなわち医者は医師会が権力として強いことで、保険請求の上で叩かれることはあまりありません。
同じ保険割合であればもっと鍼灸は注目されるでしょうね。
まぁそうはならないし、特に望んでもいないので、地道に鍼灸で治すことで医療費の抑制をしていきたいと思います。


ありがとうございます!

by shinkyu--kaminari
| 2017-01-10 20:30
| いわゆる…
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