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失と矢

漢字を勉強すると、ある言葉に昔の人がどういう意味を込めていたのかがわかり、物事に対する理解が深まると思います。

東洋医学を勉強する人にとって、少し立ち止まってなぜこの漢字なのかということを考えるのは大事なことです。

「転気」という言葉が東洋医学にあります。
または「転失気」、「転矢気」などとよばれ、いづれも同義語です。
(両方とも読みは「てんしき」)

なにかわかりますか?

答えは「放屁」
「おなら」です。

気が転じたものが屁。
わかる気もしますが、東洋医学では万物は気。
気一元ですから、あえて屁でなくてもいい気はします。

「転」という漢字の意味を調べても、それらしい意味は出てきません。
「失」を調べると、「失気」と言ったら気を失う、勇気を失うということで、おならとはかけ離れてしまいます。

「矢」はどうか?

驚きました。
なんと「矢」には「屎(くそ)」という意味があります。
直線状で短いくそ。

そこから気に転じたものならば、意味がわかります。

となると、傷寒論に書かれてある「轉失氣」は実は「轉矢氣」の間違い?
字を写すろきに誤って書いたかもしれません。

実は周知されていることかもしれないけど、自分で調べて理解できると違いますからね。漢字はおもしろいです。


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by shinkyu--kaminari | 2017-11-17 20:30 | 徒然に | Comments(0)