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「態」が気滞をつくる

お酒を飲むと気にならない、旅行をしているときは感じない。

肩こりでもこういう状態の方います。
今日いらっしゃった方もそうでした。

気のめぐりがよくなると症状が楽になる「気滞」によるものだと思って間違いないと思います。

でも朝起きるとすでにかたまっている状態。

寝ている間に新たな「気滞」がつくられるのでしょうか?

まぁそもそもお酒によって気のめぐりがよくなっても、経筋レベルでしっかり動きがよくなっているわけではないと思います。

腕を後ろから一周するときに、真後ろに可動せず、横方向に代償運動を起こしてしまう方が、お酒を飲んで真後ろに可動できるようになるわけではありませんからね。

でも経絡としてはある程度気のめぐりがよくなるのではないかと思います。

では寝ている間に「気滞」を起こしているものが何かというと、「態」によるものであることが多いです。

「態」とは動いている動態での形。

例えば歩いてて片方の足は真っ直ぐ着くけど、反対は内側に潰れるという状態。
固定したものは「形」と言いますが、猫背などは僕は固定したものではないと思うので、「態」に含めます。

気滞を起こしやすい「態」

寝てても、立ってても、座ってても、こういう状態だとよくはならないですよね。

同じ場所に鍼をするのでも、そこに着目しているかそうでないかで効き方が違います。

臓腑経絡で言えば、肝の疏泄の失調なのですが、本人が態を意識できることで疏泄が変わります。

自然な「態」を身につける。

かなり大事です。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-16 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)