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地に「手」がつく?

治療をする上で「体表観察」というものを非常に重視しています。

体表を五感で観察して、どこに異常があるか、というのを判断するわけです。

視覚も使い、聴覚も使い、嗅覚も使い、味覚は、、、使わないかな。

中でも手の触覚を通して知る情報は膨大になるので、手の感覚というのは最も大事だと思います。

ということは「いい手」でなくてはいけません。

「いい手」とは柔らかく、あたたかく、安心感があって、包み込むような手。

関節が固かったり、筋肉が縮こまっていたり、汗ばんでいるような手はよくありません。

正しい反応が見れなくなるからです。

肩に余計な緊張があっても、センサーは発揮しにくくなるので、手自体に緊張があるのはもちろんよくないわけです。

でも手って意外と気づきにくいと思います。
結構頻繁に使っているところですからね。
伸ばしたりして、そんなに制限がなければ問題ないと思ってしまいます。

僕も柔らかい方ですが、気になっていたこともありました。

学生時代にバスケやアメフトで突き指をしていて、そこに違和感を抱えながら、鍼一本でやっていくまで、結構強めのマッサージをしていたことによって、指によくない負担をかけていたこと。

マッサージを通して得たものはあり、後悔はしていないのですが、何か手を邪魔している違和感を持っていたのです。

最近あることがきっかけで、もっと本来は柔らかい状態であるべきことに気づくことができました。そして手がよりペタッとつく感じが得られました。
足ならば「地に足がつく」と言えるのですが、「手」はどう表現しましょうか。。。

まぁ兎にも角にもまだまだよくなりそうです。


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by shinkyu--kaminari | 2018-04-21 19:30 | 鍼の修行 | Comments(0)