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救急に鍼

土曜日は診療後、フットサルをしに行ってきました。

2時間たっぷり汗を流す予定だったのですが、途中でアクシデント!
チームメイトが相手の強烈なシュートを左顔面に受けました。

ちょっと様子がおかしかったので、確認すると、頭はクラクラしたりしないが、左目がハッキリ見えないとのこと。

光だけ感じている状態です。

もちろんフィールドからは出たのですが、まわりの人たちは、とりあえず氷を持ってこようとしている様子。

こんなときは、やっぱり鍼です。
いついかなるときも鍼は携帯しています。

原因は明らかに目に思いっきりシュートを受けたことによるものですからね。
左顔面部に急激な気の停滞が起こっているわけです。

このような急性期だって鍼はすこぶる効果があります。

診るとやはり左上の停滞が強い。
表で一番左右差の大きい合谷に鍼をしました。

すると少し回復。
僕の着ているユニフォームのピンクと紺色の縞々がわかるように。
でも井穴という急性期に反応が出る場所が、合谷のある手の陽明経という経絡上にまだ強かったので、そこから刺絡。

するとさらに回復。
顔面部の熱が引いてきました。
今度は距離的に少し遠い自分の足が見えるように。

でも頭部にまだ左上の停滞が残っていたので、百会左上に鍼。

だいぶ回復。
さらに離れたゴミ箱が見えるようになりました。

しばらく置鍼して良好になったので抜鍼。

急性期のその場ですぐ鍼をできる機会というのは、治療院にいる中ではなかなかないですからね。

急性期の治療経験自体はいろいろありますが、ボールが顔に当たってというのははじめての経験。でも要は身体の反応に応じてやればいいだけです。

「身体をいい状態にする」

そうすれば自ずと症状は変化し、いい方向に行きます。

急性期の対処として大事なことは、まず第一に必ず鍼は常に持っておくこと!

じゃないと治療ができませんよ。
生命に関わる場合に、病院に搬送することはもちろんなんですが、準備は常にしておかないとですね。

そうしないと貴重な経験のチャンスを逃します。


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by shinkyu--kaminari | 2018-04-23 20:30 | いわゆる… | Comments(0)