2018年 08月 06日
感覚を研ぎ澄ます
僕ら東洋医学的診断で鍼灸をする者は、最終的には手で判断をするわけです。
体表から何を汲み取って、それに対してどうアプローチするか。
「気」を動かすわけですが、意識的にこうしてやろうと無理矢理するわけではありません。鍼をしたら勝手に「気」が動く状態にまで持っていくわけですね。
そこにおいて名人とそうでない人との差が出ます。
相手に直に接するのは「手」ですから、その感覚というのはもちろん大事なのですが、それが遺憾なく発揮されるためには、いろいろなところが通っていないとダメです。
スムーズに流れている状態。
塞がっていない状態。
肩の通りが悪い。
そのことに最近気がつきました。
上背部や胸だと思っていましたが、僕の問題は肩にありました。
肩の通りが良くてくなると、上背部や胸もいい変化をします。
感度が上がるとどうなるか。
今まで見えなかったものが見えてきます。
霊とかじゃないですよ(^^;;
治せなかったものも治せるようになってくる。
知識として勉強すべきことは多いですが、自分のからだを高めていくことも大事です。
体表観察能力が上がれば自分自身がよりいいからだになる。
僕の場合はそう思います。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2018-08-06 20:30
| 鍼の修行
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