2018年 11月 13日
「間」というもの
「間(ま)」と言われるものがありますね。
様々なシチュエーションで使われ、幅広く表すものですが、どんなものでも大事なのではないかと思います。
他者との「間」。
スポーツにおける動作の「間」。
リズムの「間」。
今日ひとつ気づいたことで呼吸の「間」というものがあります。
吐いて、吸う。この途中に移行する段階がありますよね。
普段何気なくしておりますが、この「間」が少ない人がいることに気づきました。
言われれば、そりゃいるだろ、と思うようなことなのですが、意識していないと見過ごしてしまうことなのではないかと。
深呼吸をしてください、とお願いすると、一生懸命吸って吐いてを行う方がおられるのです。力を抜いてゆったりとしてください、と言ってもあまり変わりません。
口をグッと噤んで、くいしばっている感じなので、ポカンと開けてくださいと言ってもそれができない。
その方は自分で気持ちがコントロールしづらくなってイライラすることも多いです。
齷齪している感じです。
「間」がないんですよね。
それならば「間」を作ってみたらいいんじゃないかと思い、吐いて、吸って、の途中に両方をしない時間を作ることをしてもらいました。
すると、呼吸がゆったりしてきました。
気持ちを意識で変えることは難しいけど、呼吸によって変えられる。
そのようなことを禅のお坊さんである、白隠禅師は言っておられました。
食べるときにも「間」を作ることで食べ過ぎは減ると言われています。
欲望のまま突き進まずに「間」を作る。
大事なことだと思います。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2018-11-13 20:30
| 備忘録
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