2019年 06月 27日
風邪には鍼!
「風邪のときに鍼をするんですか?!」
と驚かれることありますが、風邪のときこそ鍼。
よく効きます。
でも「風邪のときはここ!」なんていう都合のいいツボはありません。
状況、状態によって現れる反応も様々ですから、しっかりと確認する必要があります。
初期症状として、悪寒があり、発熱して頭痛がある。太陽病の初期のようどけど、その日から往来寒熱もあり、食欲もすでにあまりない。
太陽病と少陽病の合病の可能性が考えられます。
そこから数日経って、往来寒熱はないが、口苦はあり。発汗して解熱はしてるけど、夜になるとまた熱が上がる。頭の痛い感じもまだある。
咳が出てて、風邪引くとだいたい咳が残りやすい。
こういう情報から、病位がどこにあるか??
どういう状態か??ということを詰めていきます。
枢を動かす。
この方において僕が意識したのはこれです。
咳が落ち着き、頭痛もなくなり、スッキリした感じ。
いい感じですけどね。
これで終わりじゃないです。
その後どうなったか?
急性ですから、いろいろ変化します。
治療して終わりじゃありません。
こういう病と向き合うと身体に対する理解が深まります。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2019-06-27 22:30
| 鍼の修行
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