2019年 07月 31日
ひとつの治療で、、、
何度か触れていると思いますが、東洋医学の考え方に、「異病同治」「同病異治」というものがあります。
異なる病であっても、もととなっている原因が同じであれば、同じ治療。同じ病気であっても、原因が異なれば違う治療をするということです。
ですから、ある人が、あれもこれもいろいろ困っている症状があるといっても、ひとつの治療で二つ三つ、四つといろいろ症状がよくなるなんてことはよくあります。
右肩が痛いと言って来院した患者さん。
思いっきり手をついたことがきっかけだけど、日に日に肩が痛くなって困るということでした。
他にも症状はあって下痢もしょっちゅうだから、これもなんとかしたいと。
でもとにかく肩。
先に良くなったのは下痢でした(^^;;
そういうことあります。
程度は下痢の方が軽いんです。
臓腑ですけどね。
日頃の負担の掛け方の問題として。
肩も改善していますけどね。
順序があります。
痛みだけとってくれ!
患者さんはそう言いますけどね。
そんな単純なものではありません。
治すんです。


ありがとうございます!

by shinkyu--kaminari
| 2019-07-31 20:30
| 東洋医学
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