2019年 08月 05日
立っていること、座っていること、寝ていること
大概において我々が鍼治療をするとき、患者さんにはベッドに横になってもらっています。
なぜかというと、それが患者さんにおいてもリラックスしやすいし、我々も診やすいからです。
負担がかからないというのはまず第一にありますからね。
でもそれとともに、より治るための状態か、鍼が効きやすい状態か、ということも考慮する必要があると思います。
立った方が効くのならばそうした方がいいですよね。
またこうも思います。
寝ている状態だといいのに、座っていると調子が悪い。
それならば、座っている状態でよくないもととなっているところが改善される鍼をすれば治りやすいんじゃないかと。
もちろん寝かせていて、なんでも治すことができればいいと思いますが、やはりよくなっても、ものによっては、しばらくすると元に戻ってしまうということもあるのです。
座っていると、立っていると気の不通や不営を起こしたりするもの。
ある種のものは、それぞれの姿位での呼吸の違いに意識を置くことでわかるようになってきました。
寝ていてできることが、座っているとできない。
それを座っているときに自覚できれば普段から改善することができますよね。
わかることは変わること。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2019-08-05 20:30
| 備忘録
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