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『目の見えない人は世界をどう見ているのか?』

知ってる方もおられるでしょうが、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師(記載はこれが正式です)は、盲者も資格を取得でき、生業とできるものです。

ですから、勉強会に盲者も参加することは珍しくないので、知り合いも少なくない。

でもプライベートまで深く関わることがないので、彼らがどのような思いを抱いて、どのような感覚で日々を送っているか、ということは理解していません。

「目の見えない人は世界をどう見ているのか?」(光文社新書)

作者は伊藤亜紗さん。

この本を見たとき、彼らのことが目に浮かび、そのまま購入しました。

いろいろな方に読んでほしい本ですね。

目が見えないから見えていることもある。
目の見えない人の方が三次元で見ている。
視覚というのは目だけではないし、目は視覚だけでもない。

興味深いです。

でも目だけでなく、ひとつの器官に意識を集中すると、かえってその能力を阻害することになるのは、「体表観察」をしていてよく感じることです。

「診る」ことにおいて、「視る」ことをするとあまり見えなくなります。だから、視診と言わずに望診と言いますからね。

からだは触れて診るわけですが、そこに目で意識を誘導すると、とても狭い見え方になります。

また本では視覚障害者にも様々いて、感じ方も感覚も様々だと言っておりましたが、これは健常者においてもそうですね。

同じように過ごしていて、実はまるで違う感覚でいる。見過ごされていることです。

障害者というのは、目が見えないから、耳が聞こえないから、という事象ではなく、そのことによって今の社会生活において障害があるから、障害者だということが、当たり前なのですが、なるほどなぁと思いました。


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by shinkyu--kaminari | 2019-10-09 23:30 | 読書 | Comments(0)