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朝食について

「朝食を食べないってどうなんですか?」

食べない幼稚園児についてある患者さんから聞かれました。

学校教育では、一日三食。
朝は必ず食べることを推奨しています。

僕の個人的な意見を言うと、正直どちらでもいいです。

ただ、受けつけない状態というのはよくない。
食べることもできるけど食べない、という選択をするのと、食べられないから食べない、というのでは違うということです。

食べられない人は朝起きてうまく胃の気がめぐらない人ですね。

そういう状態を改善するべきだとは思います。

でも、夜から朝にかけて活動量は少ないですし、胃を休めるために朝を食べないという選択肢はあっていい。そういうことをススメている人もいます。

僕は朝起きたらすでにお腹が空いているという状態ですが、逆に食べないでいることを実験したら、空腹は気にならなくなり、身体がスッキリする感じもあるので、食べない方が身体にいいと感じています。

食事は身体の栄養というより、気持ちを満たす部分が大きいかと。

江戸時代途中までは一日二食。
明暦の大火から三食が普及したと言われています。

町の再生のために米を食べさせて労働させたから、米はいっぱい食べてもすぐにお腹がすくため、二食じゃもたないので、三食になったと。

欧米ではトースターを売るために、朝はパンを食べることを推奨したなんて言いますしね。

僕は子どものとき、食べたいから食べていました。
でも量は少ない。
自分がそうしたというより、父親が必ず朝はトースト2枚で、それが当たり前な感じだったからです。

いつしか朝は納豆卵というようになりましたけどね。

経済産業のことも考えると
「子どもたちよ朝ごはんは食べない方がいい!」

なんて公には絶対言えないですよね。

食べても食べなくてもいいけど、夜遅くまで起きて朝時間がないから、食べることができない、という状態では困ります。

成長のためには三食必要だ、という考えは二食でもしっかり成長している人もいるのでなんとも言えません。
昔の方が背は低くても身体は丈夫でしょうからね。
食より大事なものもある。

まぁそんなに真剣に考えなくても大丈夫。

そんな感じです。


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by shinkyu--kaminari | 2020-02-17 20:30 | 徒然に | Comments(0)