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慈悲の心

以前浅草の仲見世の家賃が見直され、値上げされるということがニュースになりました。

覚えている方も多いのではないかと思います。

浅草寺を批判する声が上がってもいましたが、もともと仲見世の所有権が土地と建物で別々、土地は浅草寺、建物は東京都となっていて、浅草寺から東京都が無償で借り受けていた状態でした。

そのため固定資産税の支払いを減免されていたわけです。

ところが東京都から、営利部分の仲見世エリアの固定資産税を払ってよ、ってことになって、じゃあ無償提供やめるし、建物も返してっていうことになって、東京都から建物を買い戻したという経緯。

そのため固定資産税を払う必要があるから、仲見世の家賃を値上げします、ということになったのです。段階的に。

まぁそれまでが破格だから、上がるのは尤もだという意見もまわりにはあるのですが、破格だからできた庶民的なお店もあったわけです。

上がり幅としては16倍!

聞くとそりゃあ大変だなって思いますね。

でも経緯を聞くと納得できそうな感じもあるのですが、何か知り得ない裏があるかもしれない、とも思うわけです。

それは、今回のコロナ騒動からも垣間見れて。

テレビで報道されているように、他の場所と同様、浅草にも訪れる人はほとんどいません。だから仲見世はほとんどの店のシャッターは閉まっています。

でもこの3月から予告通り家賃が上がりました。

仲見世の方も当院にいらしていますが、売り上げはほぼゼロですからね。

このまま続くと立ち行かない。

その相談として仲見世の会長が浅草寺に話に言っても、取り合ってはくれず個別に経営状況がわかるようなものをもってきてくれとのこと。

そこで個別に行った人はいたけど、浅草寺の偉い人には会わせてくれなく、話は進展しなかったようです。

まぁ浅草寺から直接聞いてはいないから、住職が忙しくて対応できないとかいろいろあるでしょうし、これが真実とは判断できないのですが、「仏の慈悲」があるのならば、状況を鑑みて、浅草寺サイドから提案があってもいいのではないかと思うのです。

どう考えたって、経営状況がよくないことはわかるわけですから。

今まで稼いでいるなら、ちょっとこういう状況になっても大丈夫だろう、とか、お店によって違うから一律考慮しなくてもいいだろう、というのは、「仏の慈悲」から外れるのではないかと。

まぁそれを振りかざして何でもかんでも「仏の慈悲」で済ませるのは違うと思いますが、今回の特別な状況、そういうものを働かせてくれてもよいかなと。

浅草で浅草寺は「浅草寺不動産」なんていう言葉が出たりもします。

でも、こちらには知り得ない何かがあるとも思うんですよね。

「仏の慈悲」を一番理解しているはずですから。


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by shinkyu--kaminari | 2020-04-22 20:30 | 徒然に | Comments(0)