2020年 05月 16日
病は「気」から
過度な感情によって病気になる。
ストレスはからだによくないと言われたりするわけですが、ストレスを感じてそうでも病まない人もいます。
それは何によるのでしょうか?
いろいろ要素はあるのですが、2つあげておきます。
1つはキャパシティの違い。
あることが起こっても動じる人、動じない人がいるわけです。
なんのキャパシティが大きいかというと、情志活動を担っている「心の臓」の「心神」。心の臓の働きの精神的な部分のことです。
考えたりすることに、心血を使っているのですが、考え過ぎるとそれを消耗することになるし、消耗していると、精神活動が不安定になるということです。
2つ目は、持続時間の問題。
どういうことかというと、心にゆとりがあるかということですね。
心の中にいつも情緒が存在していて、心が安まる時間がないと、安定しないわけです。
喜んだり、怒ったり、憂いたり、思ったり。
こういうことは誰にでもあるわけで、それをなくすことが重要なわけではありません。
過ぎ去ったことをずっと気にしていたり、まだ起こっていないことをあれこれ考えていたり、嫌なことを思い悩んでいたり、情緒が絶え間なく存在していることが負担となるわけです。
情志の問題はからだに表れます。
長引くと臓腑の機能失調を引き起こします。
自分でコントロールできる人はいいでしょうが、できない人は鍼を受けてみてください。
心身一如。
鍼を受けてホッとする。
そういう感覚が起こりますよ。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2020-05-16 23:00
| 東洋医学
|
Comments(0)