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病は「気」から

過度な感情によって病気になる。

ストレスはからだによくないと言われたりするわけですが、ストレスを感じてそうでも病まない人もいます。

それは何によるのでしょうか?

いろいろ要素はあるのですが、2つあげておきます。

1つはキャパシティの違い。

あることが起こっても動じる人、動じない人がいるわけです。

なんのキャパシティが大きいかというと、情志活動を担っている「心の臓」の「心神」。心の臓の働きの精神的な部分のことです。

考えたりすることに、心血を使っているのですが、考え過ぎるとそれを消耗することになるし、消耗していると、精神活動が不安定になるということです。

2つ目は、持続時間の問題。

どういうことかというと、心にゆとりがあるかということですね。
心の中にいつも情緒が存在していて、心が安まる時間がないと、安定しないわけです。

喜んだり、怒ったり、憂いたり、思ったり。
こういうことは誰にでもあるわけで、それをなくすことが重要なわけではありません。

過ぎ去ったことをずっと気にしていたり、まだ起こっていないことをあれこれ考えていたり、嫌なことを思い悩んでいたり、情緒が絶え間なく存在していることが負担となるわけです。

情志の問題はからだに表れます。

長引くと臓腑の機能失調を引き起こします。

自分でコントロールできる人はいいでしょうが、できない人は鍼を受けてみてください。

心身一如。

鍼を受けてホッとする。
そういう感覚が起こりますよ。


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by shinkyu--kaminari | 2020-05-16 23:00 | 東洋医学 | Comments(0)