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しゃっくり

大抵の人は経験したことがありますかね。

「しゃっくり」

東洋医学では、吃逆(きつぎゃく)と呼ばれたり、昔は噦(えつ)なんて呼ばれたりしていますが、金元の時代以降、噦は乾嘔の意味になっています。
それより前の時代では同義に用いられていました。

乾嘔とはからえずき、つまりは胃の気が上逆することですね。
吐くまではいってないけど、えずく。

吃逆はそこまでいってないけど、胃の上逆ということは同じであり、要はしゃっくりも胃の上逆で嘔吐の仲間だということです。

ちょっと驚きですか?

「しゃっくり=横隔膜の痙攣」と解釈されたりしていますが、じゃなぜそれが起こるの?ということになると、知られていない。

東洋医学では、なんかしらの要因により、胃の上逆が起こった状態とみています。

生ものや冷たいものの過食や外邪の影響で、胃が冷えたことによる降濁作用の失調による胃の上逆、過食により胃熱が高まったり、ストレスによる熱が胃に及んで熱化したり、火となって上逆したもの。

また慢性的な臓腑の弱りが胃の降濁作用に支障をきたし、上逆することによって起こるものもあります。

しゃっくりが出たら、ちょっと食生活よくないかな?と思ってみてください。

いろいろからだは信号を出しているのです。

もちろん鍼で対処することも可能ですが、まずは生活の見直しですね。


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by shinkyu--kaminari | 2020-06-25 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)