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食中毒に鍼

暑くなり湿度も高い。

この時季は食べ物に気をつける必要がありますよね。

特に今テイクアウトを事業継続のために取り入れている飲食店も多いですから、お店が気をつけるのはもちろんですが、食べる方も意識しておく必要があると思います。

できることならなりたくない。

でも食中毒になってしまったら、どうするか。

鍼でも対応することができるのか。

結論から言うとできます。

でも来れないくらい酷い場合は救急車で病院に行った方がいいですね。

吐き下しが止まらない状態から少し落ち着いて、自分で病院に行けるという状態ならば当院に来ていただいた方がいいです。

何をするの?と不思議に思う人もいるかもしれませんが、からだでバランスを崩しているところを整える治療をするわけです。

同じような悪いものを食べても、症状の有無、出る症状の程度は人によって様々です。

それはその人のそのときの体調、もともとのからだの状態によるわけです。

基本的に脾と胃という消化器に関わる臓腑が影響を強く受けるわけですが、そこに負担をかけている人、もともと強くない人は影響が出やすい。

だから学校で集団で食中毒が出ても、全員がということにはなりにくい。

少し下すだけで済む人も出るわけです。

1日、2日たって落ち着いたけど、なんとなく本調子じゃない。

そういう方もいらっしゃいます。
食欲が元に戻らなかったり、お腹が張った感じがしたり。

今日来た方も、日曜に急にお腹が痛くなって下して、今はまだお腹も張り食べられるけど完調じゃないという状態。診ると脾胃の穴所が弱っています。

脾胃を整えると気機(気の運動)が正常に働き、下に行くべきものは行き、上に行くべきものは行くことで、お腹の働きが正常になり、偏も締まってきます。

また下痢というのは、病理であるとともに、悪いものを出す生理現象でもあるわけですから、止めればいいというものではありません。

いつまでも続くのは、毒が強烈なこともありますが、自分の平素の飲食状況がよくないと言えます。

この時季特に冷たいものを摂ることが多くなりがちですから、控えめにし、しっかりと温かい味噌汁を飲むことをオススメします。

よりからだの外に近い方に対して気が働く時季ですからね。
からだの内側は弱くなりやすいです。

暑い季節をいいように過ごすための労りを心がけましょう。


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by shinkyu--kaminari | 2020-07-07 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)