2020年 07月 28日
痛みを抱えながら
痛くても痛みに耐えて頑張る。
そんなことが美徳とされる土壌が日本にはあると思います。
痛みを訴えると、サボりたいんじゃないかと勘ぐられたりもする。
本来好きでやっているはずなので、痛くてできなくて辛いのは本人のはずなんですけどね。
練習はみんなで頑張って耐えるものという認識。練習をオフにすると選手が喜ぶ状況というのは問題がありますよね。
まだまだ中高生、大学生の部活では、そういう状況も珍しくないと思います。
休めないから痛くても無理してやってしまう。
これはもちろん問題なのですが、痛くてもやりたいからやってしまう。
これも問題で、小学生レベルだと、こっちの方が多いです。
中には親が軽視して休むことを許さないこともありますが。
子どもはわからないですからね。
少し休めばよくなるだろうと思っていたり、やっている間にそのうちなくなると思っていたり、軽く考えがちです。
たまに痛む。
そんなことを繰り返していて、強度が上がってくる学年になって、痛みが引かない、ちょっと運動したらすぐに痛くなる、なんてことになります。
痛みを抱えながら運動していると、そこに負担をかけないようないい使い方ではなく、逃げた使い方をするようになります。その結果他の場所に痛みが生じたりするのです。
こういう問題は小学1年生でもすでにあります。
痛みがあったら休むのはもちろんですが、痛くなっている原因をしっかりと突きとめる必要がありますよね。
小学生で痛いからテーピングをするなんていうことは、絶対にするべきではないと思います。
その場しのぎをする年齢ではない。
しっかりとなぜそうなっているのかを診てもらうべきです。
診てもらっているけど納得できない、よくならないという場合は、当院にいらしてください。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2020-07-28 20:30
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