2020年 08月 25日
御下風
少し間があきました。
アクセス障害があったり、そこに休みが入り、忘れていた感じもありますが、まぁ気楽にやっていこうと思います。
気楽にということで大事なのが、「御下風」。
嘘か真か、江戸時代108歳という長寿をした天海僧正。
具体的な年齢はさておき、徳川三代に渡って仕えているので、長生きしたことは間違いありません。
その方が二代将軍秀忠に和歌に
「長命は粗食正直日湯陀羅尼おりおり御下風あそばさるべし」
というものがあります。
「長生きしたいなら粗食と正直を心掛け、入浴と読経を毎日欠かさず、ときどき放屁するべき」
そうです。御下風というのは、オナラをすること。
昔の日本、まぁ今でもでしょうが、女性が人前でオナラをするのは大変な恥とされたので、良家の妻女の近くには、オナラをしたら、身代わりに恥をかく「屁負い比丘尼」という仕える人がいたようです。
秀忠は将軍ですから、豪快にすればいいのに、生真面目なのでグッとこらえる。
そういう殿に進言した和歌ということですね。
気楽に屁をしましょうと。
オナラは東洋医学的には「気滞」と考えます。
だから我慢することは何の得にもならないわけで、出さないとよくないわけです。
シーンとしたところで豪快にするのは、状況においては困難でしょうが、家の中では男性も女性も関係なく気にせずできた方がいいですね。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2020-08-25 20:30
| 東洋医学
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