2020年 10月 12日
触れるということ
治療をするとき、僕は患者さんのからだに触れるということを必ずするわけです。
毎日毎日。
どんな人にも必ず。
当たり前といえば当たり前ですよね。
でもここに来られる多くの人は、家族以外の人には触れないと思います。
家族にさえも触れない人もいますがね。
そうすると、他者との比較がないので、自分がふつうなのかどうか、というのがまずわからないですよね。
「みんなそうなのかと思ってた。」
という発言もよくあります。
ですから僕は、触れてもらうということをよくします。
僕のからだに。
まぁそれが一般的なからだかどうかは別として、自分との違いがわかりますからね。
呼吸が浅い、と指摘しても、特に苦しいと感じていなければ、何がよくないかわからないですよね。
僕は結構呼吸深いです。
そうすると、まず間違いなく患者さんは驚きます。
かなり衝撃的だと思います。
5回呼吸してる間に僕は1回しかしてなかったりしますからね。
そして広がり方も違う。
同じようになれれば、かなりからだは良い状態になります。
漠然としたものを目指すより、何か指標があった方が対処しやすいですからね。
からだの硬さ、柔らかさもそうです。
筋肉は本来柔らかいものという認識を持ってない人もいますからね。
触れるということは他者を理解することはもちろんなのですが、自分の理解にも繋がります。
気軽に触れ合える関係性を築きましょう。
難しい世の中ですが。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2020-10-12 20:30
| 徒然に
|
Comments(0)