2021年 03月 11日
患者さんに教えながら患者さんから学ぶ
僕が患者さんと話しているときにたびたび出てくるフレーズのひとつに「力を抜く」があります。
そのような内容はここでも何度か登場していると思います。
力を入れてしまう人にはとっても難しいことではあるのですが、いろいろと手法を変えて、力が入っていることに気づき、改善できるよう僕は工夫をして取り組んでいます。
その中で教えていて、患者さんの何気ない一言に気づかされることもあります。
ちょっと食いしばるように力を入れてしまっている方がいました。
そこで「『ふへ〜』って息を吐いてください。」と見本を示して行い、脱力を促しましたが、照れがあるのかしっかりとできない。
その方しかその時間にはいなかったので、恥ずかしがらずにやるように言って再度やってもらってると、しばらくして
「鼻を使うんですね。」
という一言が患者さんからありました。
僕は無意識にそうしているけど、言葉を言うということになると、口に意識がいっていて、顔全体、さらに言うと全身で行うことが口だけになってしまっているんですよね。
鼻も使って「ふへ〜」と息を吐く感じがわかると、その患者さんもそれ以前より脱力でき、食いしばる感じも抜けました。
これは他にも同じような方がいると思いますね。
脱力方法のひとつとして引き出しにいれておきます。
教えながら教えてもらうことも多いです。
ありがたい。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2021-03-11 20:30
| 徒然に
|
Comments(0)