人気ブログランキング | 話題のタグを見る

親を労り子が動く

からだの使い方を患者さんに説明するときに、小指の話をすると、

「それ合気道の使い方ですね!テレビでやっていました。」

なんて言われます。僕は見てなかったのですが、結構見ている人はいて、まだまだテレビは媒体としてしっかり活用されているということを思い知らされます。

手を使うことにおいて、小指というのはとても重要になります。

他の指には経絡が一本ずつ順行していますが、小指だけ二本。

これだけでも大事だということがわかりますが、小指を握りしめると肩は開く方向に、親指を握りしめると肩は閉じる方向に向かいます。

やってみればわかります。

ですから親指は使うのですが、そこに力を込めると動きを固める感じになりやすいのです。

包丁を使うときなど、親指で思い切り握っていると肩が内側に入ります。

これはフライパンを持つときも同じです。

小指側をしっかり握っていると肩が開き、限局せずにからだを使える状態になります。

親指ばから酷使する感じになると、腱鞘炎とかになりますよね。

親を使うのはたいがいにしろ、ということです。

子は頑張りが効くのです。

小指はしっかり使い、親指は労る。

とても大事なことです。


当ブログ応援ポチッとよろしくおねがいしますにほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

ありがとうございます!
親を労り子が動く_f0356588_16131425.png

by shinkyu--kaminari | 2021-05-21 20:30 | 徒然に | Comments(0)