2021年 06月 15日
様子を見る?
主訴が改善して、それに対して悩まされることがなくなった。
これは当人はもちろん、僕にとっても喜ばしいことです。
その段階で
「しばらく様子見て、また悪くなったら来ようと思います。」
こうおっしゃる方がいます。
そのお気持ちはよくわかります。
金銭的にも、時間的にも治療に通うということは負担になります。
でも、すぐにそうしない方がいいと僕は思っています。
それは
①からだにとっては、悪くならないようにしていくことがいいということ。
②定期的に診ていくことで、主訴を含め、起こり得る問題への予防ができること。
病院で経過観察ということを言われたりすると思います。
数ヶ月経っても問題ないかを診るためのものですが、ここにおいて、病院ではグレーゾーンに対してこれといったアプローチができませんが、鍼灸をすることでグレーの状態をホワイトにしておくことができるわけです。
グレーの状態にあるのを気づかずに過ごして、ブラックになったら来院するということだと、その時点で重篤な問題になっていることもあるわけです。
たいがい問題が起こったときにいろいろと対処しようとする人が多いですが、そのときでは時間がよりかかることになるし、別の病気になることも考えられるわけです。
今はこういう状態。
それをいい状態にしておく。
勝手に病気になるわけじゃないですからね。
火種に気付き、それを取っておけばいいわけです。
患者さんが「様子を見る」というのは、たいがいにおいて放置になりますからね。
様子は診せに来た方がいいです。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2021-06-15 21:30
| 東洋医学
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