為すことより為さないことの大事

「普段何をしたらいいですか？」

「どういうものを食べたらいいですか？」

「読んだらいい本ありますか？」

当院に来られる方のほとんどは、何かその時点で問題を抱えていて、それを改善しにくるわけです。

ですから当然早く改善したいという思いがあります。

問診をして、診断をして、治療をする。

病の原因として、ストレスを抱えていること、常に気を張っていること、休むゆとりがないことというのが珍しくないですが、そういう人は特に冒頭のようなことを言います。

仕事なども、常に何かを為して解決してきていて、自分が何か行動を起こすことで良い方向に行くという思いがあるのかもしれません。

でも、そういう行動が今の病を作り出していたりするわけです。

やらない、ということも必要なのです。

ただぼーっとして、呼吸だけをする。

自分のからだと向き合う。

そうすることでしかわからないことがあることも知ってほしいですね。

自分で為そうとしない。

その結果為される。

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