自分を知りましょう

「自分のことは自分が一番よく知っている」

そのことはおそらく正しいのですが、自分が知らない自分というものもたくさんあることを知っておく必要があります。

そして本来知り得るのに知り得ていないものがあるということも。

僕がよく患者さんに対して確認することがあります。

「足のどの部分が地についているか」

「足の上に骨盤や肩が収まっているか」

「仰向けの状態でからだのどの部分が接地していないか」

小趾が地面についていなかったり、肩の位置がだいぶ後ろにあったり、腰はもちろんのこと下背部がベッドに接地していなかったり。

言ってもわからない人もおりますので、触って実感してもらったり、バランスで立つということを片足立ちなどをしながら、本来あるべき肩の位置というものを認識してもらったりします。

立つということや座るということだけでなく、寝ることも楽にできていない人は多いのです。

スマホ見ることに一生懸命になるのもいいですが、もっと自分を見る必要があります。

いろいろおかしなことになっているんですよ。

健康診断でチェックすることの意味はもちろんあるのですが、こういう本来自分でわかっている必要がある基本的なことを疎かにし過ぎているように思います。

人はからだの機能としては退化しているんですよ。

しっかりと自分を知り、そして上げましょう。

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