2022年 01月 06日
所作の大事
日本の伝統的な所作が、自然と重要な身体操作を身につけさせている、ということは言えると思います。
それは知らず知らずのうちに身についているわけで、行わなくなると、失われたりするものでもあります。
また、その所作を幼い頃から全く行っていないと、当たり前のことが身についていなかったりもするわけです。
欧米人の方は床に座るのが苦手で、しゃがむ、という動作も日本人ほどしません。
でも日本人も和式トイレがあまり見なくなったように、しゃがむことが苦手な人も多いと感じます。
しゃがむことを苦もなくできるから、床で生活するということが苦もなくできる。
そういうことも言えるかなと思います。
股関節をうまく使えると床に座るのは楽です。
子どもの治療で、僕のことを相撲で相手を押すように、押してもらうことをやってもらったりします。
そうすると自分の力をしっかり伝えることができない子が多い。
押し方がわからない。
相撲をしたりしないんですよね。
ある子は、相撲を幼稚園でやるけど、立った状態からはじめることをさせられるみたいですね。
立ち合いの姿勢も大事なんですけどね。
それぞれの所作に大事なことは散りばめられています。
蔑ろにしないでほしいなと思います。


by shinkyu--kaminari
| 2022-01-06 22:00
| 身体感覚
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