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鍼がなくても

先日サッカーのコーチとして小学校1年生の練習に関わっていたときに、少し暑くなったから1枚脱ぎ、傍に置きに行ったところ、中学年を見ているコーチに呼び止められました。

200メートル走を何本か繰り返したあと、ひとりの子が胸が痛くなったんだけど、診てほしいと。

走る前はなんともなかった。

転んだわけでもないし、接触があったわけでもない。

呼吸がしっかりできない。

となると、自覚はないけど、もともと自覚してないグレーの状態がある中で、高負荷がかかったために発症したと考えるのがふつうですね。

呼吸において胸が広がらない。

締め付ける方向への力の働きがあるわけです。
抑えつけてるような状態。

精神的抑うつ。

それがベースにあって、頑張って無理をしたために余計に拡がらないわけですね。

脇を拡げながら、胸にゆとりができるように手技で操作。

常に持ち歩いているとか言っていながら、この日はたまたま鍼を忘れてしまったのです。。。

まぁどのような状態になれば、その状況が改善されるのかの未来予想図があれば、鍼じゃなくても手段はあります。

どんなことにもとは言えませんが。

緊張感を作らないように呼吸も誘導したりしながら。

何が原因か傍にいたお母さんが僕に聞いてきましたが、説明するとその子に対して謝っていました(苦笑)

まぁそれぞれの家庭でいろいろなことがあります。

治療してすっかりよくなったその子は、練習はそのまま休ませましたが、その後近くの公園でチームメイトとボールを蹴って過ごしました。

たぶん僕がいなかったら救急で搬送されてたかもしれないですね。

病院だったら何をするんだろう。。。

それとやはり鍼は常備しておかないとですね。

ナシで対処できるものばかりじゃないですから。


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by shinkyu--kaminari | 2022-01-13 22:30 | トレーナー | Comments(0)