2022年 01月 13日
鍼がなくても
先日サッカーのコーチとして小学校1年生の練習に関わっていたときに、少し暑くなったから1枚脱ぎ、傍に置きに行ったところ、中学年を見ているコーチに呼び止められました。
200メートル走を何本か繰り返したあと、ひとりの子が胸が痛くなったんだけど、診てほしいと。
走る前はなんともなかった。
転んだわけでもないし、接触があったわけでもない。
呼吸がしっかりできない。
となると、自覚はないけど、もともと自覚してないグレーの状態がある中で、高負荷がかかったために発症したと考えるのがふつうですね。
呼吸において胸が広がらない。
締め付ける方向への力の働きがあるわけです。
抑えつけてるような状態。
精神的抑うつ。
それがベースにあって、頑張って無理をしたために余計に拡がらないわけですね。
脇を拡げながら、胸にゆとりができるように手技で操作。
常に持ち歩いているとか言っていながら、この日はたまたま鍼を忘れてしまったのです。。。
まぁどのような状態になれば、その状況が改善されるのかの未来予想図があれば、鍼じゃなくても手段はあります。
どんなことにもとは言えませんが。
緊張感を作らないように呼吸も誘導したりしながら。
何が原因か傍にいたお母さんが僕に聞いてきましたが、説明するとその子に対して謝っていました(苦笑)
まぁそれぞれの家庭でいろいろなことがあります。
治療してすっかりよくなったその子は、練習はそのまま休ませましたが、その後近くの公園でチームメイトとボールを蹴って過ごしました。
たぶん僕がいなかったら救急で搬送されてたかもしれないですね。
病院だったら何をするんだろう。。。
それとやはり鍼は常備しておかないとですね。
ナシで対処できるものばかりじゃないですから。


ありがとうございます!

by shinkyu--kaminari
| 2022-01-13 22:30
| トレーナー
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