ながら

「歩きスマホ」

なんていう言葉が出て久しいですが、何かしながら過ごす、ということが当たり前になっていて、大事なことが疎かになっているように思います。

例えば、食べる、ということにおいても、命をいただくという行為が軽んじられていて、いかにその時間を有効に使うかという過ごし方をする方もいたりします。

単純に栄養素を摂るという行為じゃないんですけどね。

スマホによって、意識が部分にしかいかない人が増えているんじゃないか、と感じます。

当院と同じ階に、リラクゼーション系のお店があるのですが、そこのお客さんが、たまにガラッとうちに来ることがあるんですよね。間違えて。

しっかりと「伝統鍼灸かみなり」と書いてあるのに、全く見てないんですよね。

「向こうですよ。」と教えてあげますが、スマホで検索してクーポンを使って来るような方が多い。

ふつうに見てれば視界に入るはずが、意識が目の前の画面にしかないので気づかない、という感じです。

開くはずのない時間に扉が開くので、いちいち対応しに行かないといけないわけです。

うちの患者さんが間違えて向かいに行ったのは一度。

はじめて来たときではなく、何回か来院してからのこと。。。

80代半ばの方なので大目に見てください。

間違いというものは誰にもあるので、構いませんが、自分の内なる感覚が外れる「ながら」というのは良くない。

常に自分の内側とは繋がっているべきだと思います。

そこは常に「ながら」で。

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