葛根湯は、、、

葛根湯というと、風邪の初期の段階で使われることの多い漢方薬ですが、肩こりの人に使われることもあります。

そして著効する場合もあります。

でも肩こり＝葛根湯ではないわけです。

風邪をひいて肩も強張るような状態において、また緊張でからだの表面が強張っているような状態において効くのであって、ただ頚肩部がかたいから服用していいわけではありません。

陰虚の80代半ばの人が、頸、肩周りが硬いということで、葛根湯を病院で処方されました。

頭を回旋すると痛みあり上手く左右に向けない状態。

この場合、葛根湯を服用して悪化することは大いにあります。

発汗作用もあるので、身体の中の水がもともと不足しているのに、さらに失われるわけですからね。

飲まない方が治りやすい、ということを伝えましたが、翌週服用し続けていて、状態が悪化していました。

鍼をして改善し、再度葛根湯に対する説明をして理解を深めてもらいました。

明日がその1週間後。。。

もう服用してないことを願います。

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