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湿邪、湿毒

雨続きですね。

気温がそれほどでもなくても、湿度が高い。
そんな日も多いです。

そしてそんな「湿邪」にやられてしまっている人が多い。

僕にとっては単なる湿気です。

でも、ある人にとってはこれが邪気になる。

それは内湿が旺盛な人、気滞が強くてからだのめぐりが悪い人などですね。

通常の日本人にとってはどうってことない湿度ですよ。

でも、通常の日本人が少なくなっているわけです。

新型コロナ感染者が増えていますね。

これも中国で見つかった当初から東洋医学的に言われているのは「湿毒」。

湿邪より強いわけです。邪じゃなくて毒。

当初は寒湿毒。今みたいな暑い時季は湿熱毒になりやすいでしょうね。

小学2年生の子が急に朝食時に脚が痛くなったということで、急患で来ました。

診ると寒湿邪の影響が疑わしい。じっとしていても痛む状態。
前日雨で濡れたこともあるでしょうが、アイスなどで内湿が旺盛にもなっているところに牛乳が影響したか。。。

お灸によってだいぶ改善。
痛みがやわらぐ中で、寒気を本人自覚。

やはり外邪の影響で、しかも寒湿ですね。
内側を弱らせたことで中に呼び込んだ感じになったのでしょう。

その後帰宅して発熱。

これでうまく発汗そていけば治るのですが、このご時世、検査を受ける必要がある、ということで小児科に行ったら見事陽性とのこと。

新型コロナでした。

やはり寒湿毒だったのでしょう。

まぁ僕からはそれが邪か毒かはすぐにわかりません。

でもはじめに処置できたことで、倦怠感を伴う痛みを早い段階で回避できたし、長引くことはないでしょう。

その後の養生によりかすが。

親はコロナなのに連れて行ってしまった申し訳なさそうに電話で謝ってきましたが、僕は一向に構いません。

むしろ早く対応できてよかったです。

特にその子が他の誰かと接触しているわけでもないし、僕はもちろん問題ない。

無症状で媒介となることを懸念している人もおるようですが、無症状ということは、その人の中ではウイルスは育っていってないということです。

ウイルスにとって実力を発揮しづらい場。
生きづらい場。

僕の中ではウイルスを吸い込んで空気清浄機みたいに良いものにして出している感じなので、おそれることはこれっぽっちもないし、人に感染させてしまうという気持ちもありません。

自分を良い状態にするのが第一、と僕は良く言いますが、何も自分さえ良ければ良いというわけではなく、自分が良い状態であれば、人に感染すということがないということ。

マスクを信頼するのも良いですが、それよりも信じられる自分を築き上げましょう。

マスクによって湿邪、湿毒は盛んになるでしょうからね。

そこも考えるべきだと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2022-07-15 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)